カバーはインテリア、ソファーも部屋の印象も生れ変わります!


渋谷区 O様 実例107/マジックテープによるカバーリング仕様のソファ

カバー完成After! ライム色

某イタリアメーカーのマジックテープによる着脱式のカバーリングソファ。輸入物につき替えカバーの入手が困難とのことで、カバーご依頼いただきました。本体、セパレート式の座クッションともサイズがかなり大きめ、他実例でもお話しているとおり、マジックテープを使う場合は、布の伸縮率を計算に入れて、デザイン型作業をする必要があり、距離が長い分、誤差が大きくなるため、型作業は細心の注意で臨みました。ご注文は、初回が、下写真ブルー地、後日追加で上写真ライム色の計2組みいただきました。
渋谷区O様カバー実例完成ライム1
渋谷区O様カバー実例完成ライム2
カバー前Before!

元カバーは茶のスエード。ソファー本体は、マジックテープが圧着する生地で張り込まれています(座の白い部分)。デザイン的には、シンプルなソファーですが、ハギ位置が外つまみの2重ステッチデザインになっており(写真ではパイピングのように見えますが縫しろ外に向かって4枚合わせのステッチ)コーナーを回すにはそれなりの労力が必要となります、裾回りはすべて、本体底へマジックテープで巻き込み、背前下もマジックテープで固定する仕様となっています。

渋谷区O様カバー実例完成前1
渋谷区O様カバー実例完成前2
カバー完成After! ブルー
マジックテープで固定するカバーリングは、実際は、張り込みに近い仕上がりとなっています。生地の伸縮を計算し張らして固定する仕様で、生地の入念な伸縮度確認が大切となります。今回、写真上のライム色は、人工スエードで伸縮が大きく(良くのびる)、写真下のブルー地は伸縮がほとんどない(のびが少ない)生地でした。別種類の生地でも、マジックテープを使わないかぶせるだけのカバー製作でしたら、簡単な型紙の調整程度で対応できる場合が多いのですが、今回のように、マジックを使う場合は、使う生地に合わせた型紙の再計算をする必要があります。初回ブルー地の型紙をもとに再計算して追加の2組み目ライム色は製作しております。

渋谷区O様カバー実例完成ブルー1
渋谷区O様カバー実例完成ブルー2


人工スエードはお客様によるお持ち込みとなっています。
O様、及び、御担当者様、型製作等のお時間いただきありがとうございました。