オーダーソファカバーの実例紹介とデザインについて。

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実例No135/目黒区O様宅、横浜市青葉区T様宅、テーラードなスリップオンソファカバーとフィットソファーカバーの比較実例

今回のテーマ、テーラードなスリップオンカバーと張り替えに近いフィットさせたカバーの比較です、目黒区O様宅が、カバーリング仕様ソファのフィットカバー交換、横浜市青葉区T様宅は、レザーソファをテーラードなスリップオンカバーでシンプルモダンにリメイクの2実例です。

今回のテーマは、テーラードなスリップオンカバーと張り替えに近いフィットさせたカバーの対比です、ゆったりエレガントに作るか、フィットさせて小さく作る(張り替えに近いサイズ取り)かの違いですが、製作方法は全く異なります、フィットさせる目黒区O様実例は、元からカバーリング仕様の本体ボディ、ゆったりエレガントな青葉区T様実例は、本体ボデイはレザーの張り込みソファとなります。

カバーリング仕様とは、大半が本体にマジックテープの受けが全方向に設定されていて、マジックテープが設定されたフィットしたカバーを圧着させて固定する、張り替えに近いものを言います、まさしくフィットカバーの代表、張り込みと判別がつきません、本体がカバーリング仕様で無い場合、サイズをフィットさせることはできますが、マジックテープの設定がありませんので、カバーの流れ防止や、全方向に張り感を出すためにも、後付けでマジックテープの設定をする必要があり、本体の状態により向き不向きはあります.

相反するカバーが、スリップオンカバーになります、フィット感よりも、エレガントな布感を重視したカバーになります、テーラードなスリップオンカバーの場合は、布の良さを引き出すために、強く張らせすぎない、要所をスーツの様に絞り、適度な張りで、フロアーに向かって、綺麗に布が下がるように製作、裾はスカート状にするとクラシカル、スリットにするとモダンな印象になります。インテリアに柔らかさを演出したい場合は、オススメします。こちらも、カバー流れを防止するため、全方向ではありませんが、要所でカバーを固定する工夫をしています、

両者とも製作方法が全く違いますので、お打ち合わせの時点で、ご要望の確認ください。

目黒区O様宅/カバーリング仕様の替えカバー/完成・After!写真Clickで別角度から

メーカーが廃番でお問い合わせいただきました、フィットしたカバーリング仕様の場合、カバー交換というより、張り替えに近い作業になります、全方向をマジックテープで固定して、張らせるため、生地の伸縮、本体のたわみと伸縮を考慮にサイズ決めが必要になり、長年の使用で、本体が経年劣化でいびつになり、左右の不均衡や、部分的凹凸が激しい箇所も多く、型取り作業は時間が必要になります、メーカの新規カバーも綺麗に合わない場合も多く、メーカー廃番で替えカバーがない場合や、劣化が激し場合などに、よくご依頼いただきます。

カバー交換を検討の最は、基本、まずはメーカーにご相談ください、

手前どもでは、いびつになった本体ボディに合わせて、立体で型紙を作成してカバーを仕上げていきます。経年劣化が激しい場合など、完全にはリカバリーは無理な場合もありますが、それなりの見た目までは復元させます、ちなみに、劣化が激しい場合は、メーカーに全委託しますと、中ウレタンも交換する完全な張り替えとなり、新品に近い状態となりますが、コストも増します、お持ちのソファの価格帯など考慮に判断ください。

生地は、従来のモケット風を、カジュアルにした、最近のデザインです、毛の向きにより、色のグラデーションが強く表現されて、こなれ感があり、モケットのデニム風的なモダンな印象の生地。

生地/アクリル、ポリ、レーヨン混紡/ベルギーメーカー/トルコ産

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O様宅ソファカバー/完成前・Before!

O様宅ソファカバー完成前/カバー外した状態
O様宅ソファカバー完成前/カバーONした状態

採寸お伺い時写真、
左、メーカーカバーを外した状態、グレーのテープがマジックテープ、
右、洗濯による収縮で、カバーが綺麗にフィットしなくなっています、ソファ本体の経年劣化に加えて、収縮したカバーをかぶせることで、変形劣化が加速します、また、フィットしたカバーリング仕様をお持ちの場合、汚れた時は、できるだけ部分洗浄で対応ください、丸洗いできる素材の場合でも生地は痛みます、また、マジックテープ着脱は正確に戻さないと、劣化の原因にもなります。

O様、ご注文いただきましてありがとうございました。完成までお時間いただきましてありがとうございました。

横浜市青葉区T様宅/綿麻生地でスリットを入れたスリップオンカバー/完成・After!写真Clickで別角度拡大

長年ご愛用のレザーソファのリメイクでお問い合わせいただきました、英国調のクラシカルなインテリアに合わせた、レトロな印象のレザーソファをエレガントなイメージにリメイク。スカートにせずスリットにしてスッキリさせました、スカートの場合は、設定高さで切り返して、胴巻きにするため、重厚なデザインになりますが、スリットの場合は、パーツの延長で開く感じになるためモダンな印象に仕上がります、ちなみに、スリットもスカートも設定しない場合は、裾が閉じた状態になります、フィットさせたカバーの場合は、裾を閉じる事を前提に立体形状で下方向へ絞り、調整しますので問題ありませんが、スリップオンカバーの場合は、布感を出すためにサイズに若干の余裕を持たせますので、布たわみ、よれをなくすためにも、裾開きの設定は必要です。

生地は、綿麻混紡のベルギー製生地、スリップオンカバーには、生地質の良さが活かせるので、高品位な自然素材が合います。

生地/Natural/欧州産Linen/綿麻混紡/
生地紹介ページもご覧ください。http://www.tint-tone.com/kiji_natural.html

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T様宅ソファカバー/完成前・Before!

青葉区T様宅カバー完成前本体
青葉区T様宅カバー完成前本体とクッションセット

採寸お伺い時写真、
左、本体ボディとクッション部がセパレート式のソファ、クッションと本体の固定にマジックテープが設定されていたので、その部分をカバー流れ止めに利用工夫しました。
右、クッションが乗った状態、コストを抑えてクッション部の上からカバーすることもできますが、本体とクッション部を分けてカバーする方法はカバー流れ防止にもなり、T様宅のようにフォーマルな印象になります、レザーソファの上からカバーする場合は、布製ソファと比べますと、摩擦が少ないために生地が滑ります、簡易なカバーご要望でクッション部の上からカバーを希望する場合は、カバー流れ防止の工夫が必要となります、ソファによっては設定できない場合もありますので、事前の確認が必要です。

T様、ご注文いただきましてありがとうございました。完成までお時間長くいただきありがとうございました。