イタリア文化会館内(九段)のイタリアLamm社製の事務椅子カバー/完成・After!
イタリア文化会館内/九段(イタリア外務省)のイタリアを代表するソファ、椅子類のカバーリングを2012からカバー製作させていただいております、昨年2025年11月末に完了のイタリア語教室がある2階のソファ、椅子類のカバーリング実例を、写真公開許可ただいたので実例として公開させていただきます、
このページは、イタリア文化会館内の事務椅子のカバーリング実例のページです、
ソファのページは、こちらよりどうぞ、実例No154/イタリア文化会館内(九段)のイタリアを代表するソファ/初回ページ、イタリア語教室がある2階のCassina/カッシーナのソファカバー。
下記ボタンで2階のCassina/カッシーナのソファカバーのページヘ/https://www.tint-tone.com/coverbefor164.html
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イタリアLamm社製事務椅子の本体の説明/完成前・before!
Lamm社/会議用椅子や公共性のあるところに使うコミュニティシーティング(community seating)のメーカー、今回カバーの椅子は、かなり前のデザインで、丸みをおびた安心感のあるフォルムです、現在、事務椅子と言うと、人の骨格に合わせたシンプルな固めの設定で、座る時間を配慮したものが中心ですが、こちらの椅子、座った瞬間、座り心地が良いので、仕事前に『休憩!』という感じです!
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- 正面右側から見た、ハイバック事務椅子、完成前・before!
- 正面右側から見た、ローバック事務椅子、完成前・before!
座、背面ともクッション性のある中身で、かつ、昔ながらのスプリングで反発、座り心地も、丸っこいフォルムも、ひと時代前の完成された椅子と言う感じで、個人的には、好みです、
背の高いハイバック事務椅子と低いローバック事務椅子の2種類のカバーリングを依頼いただきました、背後ろのパネルに調整用の黒いノズルがついているものがハイバック椅子で、デザインはほぼ近く、あとは、座面裏下の脚の骨格の形状違い、ハイバック椅子はキャスター付きシングルポール回転対応の機器あり、ローバック椅子は、シンプルな曲げパイプの4点支持になります 、
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- 背後ろ右側から見た、ハイバック事務椅子/背裏下の黒パネルにノズルが付いてます、完成前・before!
- 背後ろ右側から見た、ローバック事務椅子/背裏全面が黒パネルになってます、完成前・before!
- 座面裏から見た、ハイバック事務椅子/脚はシングルポールのキャクター付き、完成前・before!
- 座面裏から見た、ローバック事務椅子/脚は曲げパイプの4点支持、完成前・before!
今回カバーに選択いただいた生地が、カバー前のオリジナルの色に近く、カバー仕上げも張り込みに近い仕様、写真上の完成・After!と、完成前・before!との判別が分かりにくので、先にオリジナル本体、型紙などの説明をさせていただき、最後の項で完成カバーリング写真UPとさせて頂きます
イタリアLamm社製事務椅子カバーの作り方/「イタリア文化会館」内でシーチング生地による仮縫作業/作業工程・Process!完成前・before!
椅子張り用の生地は、既製品などのカバーに見かける伸びる腰のない生地と違い(既製品生地はどこまでも伸びる場合もあり、カバーが外れやすい)、厚みと腰があり、サイズを絞って行くと、生地の繊維が椅子を完全にホールドして、サイジングだけで、ほぼ、動かなくなります、
張り込み製品の場合は、ホールドするまで張らした繊維目の動きが止まりそうな位置で、昔なら釘、現在は、タッカーを使い固定して完成品にします、今回のカバーは、ふっくらした丸みを生かすように、椅子張地でカバーを製作して、着脱を考慮した、張り込み一歩手前のフィットさせる方向で進めさせていただきました、
背面パーツは、背があたる表面と背後の2パーツで構成、お互いの布固定箇所(タッカー止め)は、正面表と裏面が合わさる溝奥で止まってます、背の高いハイバック事務椅子の背裏面は、ノズルの位置から上が布張り、背の低いローバック椅子背の裏面は、前面プラスティック黒パネルになってます、背表外側の丸い円沿い箇所をよく見ると、オリジナルの椅子に、ギャザーの絞り寄せに近い状態になっている箇所があります
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- ハイバック事務椅子、背正面から、背表の仮縫い型完了、面中央の左右方向にダーツで湾曲を再現、外周はダーツ寄せ、完成前・before!
- ハイバック事務椅子、背後面から、背裏の仮縫い型完了、面中央の上下方向にパーツ割りで背ラインを再現、下のノズルを受けるホールも設定、完成前・before!
- ローバック事務椅子、背正面右側から、背表の仮縫い型完了、面中央の左右方向にダーツで湾曲を再現、外周はダーツ寄せ、完成前・before!
- ローバック事務椅子、背後面右側から、背裏の仮縫い型完了、面中央の上下方向にパーツ割り、下部の切り返しラインを左右に割り再現、完成前・before!
背面のカバー形状は、体があたる前面と後面を分けた2面立体形状にして、上述のオリジナル椅子の絞り寄せがある箇所周辺で、現状の張り込みより緩めダーツで寄せてフォルムを出して行き、着脱を考慮して、前面と後面の接点の円沿ってファスナー開閉で着脱として袋状で対応しました、
次に、座面パーツです、本体座面裏側に、脚や仕込み器具があります、座る布表面の反対裏にタッカーで布固定して、上からプラスティックの黒いパネルを付け、その上から脚の設定がされてます、
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- ハイバック事務椅子、背後ろから、座面表の仮縫い型完了、外周はダーツ寄せで下に絞る、完成前・before!
- ハイバック事務椅子、座面裏から、座面裏の仮縫い型完了、器具を避けた空きにスペースにバンドの設定、完成前・before!
- ローバック事務椅子、正面右側から、座面表の仮縫い型完了、外周はダーツ寄せで下に絞る、完成前・before!
- ローバック事務椅子、座面裏から、座面裏の仮縫い型完了、器具を避けた空きにスペースにバンドの設定、完成前・before!
座面のカバー形状は、裏底の骨格部分のカバー布を回避させ、かつ、固定できる工夫が必要になります、座る表面と骨格部分の裏面を分け2面立体形にして、座る表面は、背と同様に、丸みを出すためのギャザーの絞り寄せで、裏面の合わせ位置まで寄せてフォルムを出し、
裏面の脚部は、骨格部分を避けた面形状(カバーできない箇所を空きにして)で始末して、マジックテープ付きバンドで固定、座表と座裏面パーツの後方の接点(外周円位置)でファスナー開閉としました、
イタリアLamm社製事務椅子カバーの作り方/アトリエで座面裏のミシン縫製仕上げ/作業工程・Process!完成前・before!
絞りダーツを取った座面表と裏を打ち合わせて、裏面中央の開放にした箇所を、マジックテープ付きバンドをセットして固定、座面の背に近い周辺を、円に沿ってファスナー開閉、カバーセット時は、開閉してバンドで固定する方法です、(作業中のパーツは、ローバック椅子の座面)
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- ローバック事務椅子、座面裏のミシン縫製仕上げ、マチ針止めして、ファスナーの開位置を確認、完成前・before!
- ローバック事務椅子、座面裏のミシン縫製仕上げ、マチ針止めして、ファスナーの閉位置を確認、完成前・before!
- ローバック事務椅子、座面裏のミシン縫製仕上げ、バンドを取り付け中、完成前・before!
パーツの組み手順の確認が必要、縫代の処理が強固でシンプルになるように工夫、
イタリアLamm社製事務椅子カバー完成/カバーのセッティング/完成・After!
座面部分から開始です、ファスナーを開いて、座面カバーを遊びなくセット、歪みを確認して、ファスナーを閉じてバンドで固定、
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- ローバック事務椅子、椅子正面から、座面の表端から隙間無いようにカバーをかぶせていきます/完成・After!
- ローバック事務椅子、座面裏から、表をセットしたら、裏面も隙間無いようにカバーをかぶせ、ファスナーを閉じ、バンド固定で完成/完成・After!
- ローバック事務椅子、座面裏の前方正面から、 座面正面もキレに張ってます/完成・After!
- ハイバック事務椅子、座面裏から、ローバックとパーツ組み方法は同じ、ハイバックは、脚シングルポールのある中央のホール空きのみで対応、ローバックの方が脚が大きい分、空き部分が多くなってます/完成・After!
次に、背面パーツです、左右のファスナーを開閉して、セット、生地同士の摩擦があると、カバー布が中途で止まり、シワよりの原因になりましす、角までキレにかぶせてから、ファスナーを閉じます、
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- ハイバック事務椅子とローバックを正面から並べて見る/完成・After!
- ハイバック事務椅子、背もたれ後ろから見た背のフォルム、黒ノブ位置、左右外のファスナーで開閉/完成・After!
- ローバック事務椅子、背もたれ後ろから見た背のフォルム、左右外のファスナーで開閉/完成・After!
- ローバック事務椅子、左側面斜め上から見て、背面も座面も割と厚みがあるので、絞りダーツを深くしてます/完成・After!
今回の椅子、中身がウレタンの重ね合わせだけでないので、張り替えてしまうと、ゆるっぽい感じの、心地よい座り心地に再現できないと思います、骨董的なバリューは少ないと思いますが、道具として、残しておきたい椅子と思います、時代とともに、段階的に変わっていくスタイルを比較できてこそ面白い、時には、斬新さも見えたりして、混在している方が、刺激もあり楽しいと個人的には思います、使い捨て、やめましょう!!
今回使用の生地は、サンゲツ・ルール(撥水生地)/Lamm社製事務椅子カバー/生地の説明・Fabric !
生地は、サンゲツの撥水生地、出入りの多い休憩場になるところなので、撥水機能があり、交換もしやすい平均的な生地を選択、色は、えんじ色に近い赤で統一、元椅子のオリジナルの張り込み生地に色が近く、カバーもフィット仕様なので、完成後、写真上では、綺麗にセットした後は、before!とAfter!の見分けがつかないです、
下記ボタンで椅子張生地ページへ。https://www.tint-tone.com/kiji_synthetic_fiber.html
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イタリア文化会館、ご担当スタッフの皆様、業務中に作業させていただきまして、大変ご迷惑おかけいたしました、重ねてお礼申しあげさせていただきます、「ありがとうございました」・・・・・湯倉
イタリア文化会館(九段)の2階のフロアーでは、イタリア語教室を開いており、イタリア語も飛び交い、雰囲気はまさしく、イタリアです!、
イタリア人教授陣によるイタリア語コース・イタリア文化コース、また、イタリア文化芸術の普及のための、随時、催事展示回などの開催、イタリア専門図書室も設けられています、ご興味あれば、イタリア文化会館のホームページをご覧いただき、直接、お問い合わせください、一歩深く踏み込んで、勉強してみても、楽しいかもしれません!
イタリア文化会館
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-30
Tel. 03-3264-6011 (代表)
